牧草地のバランス
2011/11/1 (火)こんにちは。
今日から11月です。
だんだんと涼しくなってきました。
2週間ほど前の写真ですが、
秋も深まってきました
北海道では10月に入ると一気に寒くなり、
冬の気配が近づいてきます。
放牧地の牧草も、だんだん少なくなってきます。
それでもまだ今年は暖かいですね。
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さて、今回は『牧草地のバランス』についてです。
私の牧草地は、以前から農薬は散布していませんでしたが、
化学肥料と土壌改良剤は一般の農家と同じように散布していました。
それなりに収量もあったのですが、一時期雑草がひどく、
草地更新をしてもかえって雑草がひどくなる有様でした。
出来るだけ農薬は散布したくなかったのでずいぶんと悩んだのですが、
このバランス改善という方法に出会い、牧草地全体のバランス改善を実践しました。
その結果、一時的に雑草は増えるのですが、年々その数が減ってゆき、
今ではほとんど気にならない程度の数しか残っていません。
収量も、化学肥料を散布していたときに比べるとやや劣りますが、
若干の堆肥とスラリー(牛の糞尿の液分)を散布するだけで牧草も元気に育っています。
牧草地の地力によってその収量はまちまちですが、
一番元気な牧草地では、以前より却って収量が多いような牧草地もあります。
今年の2番牧草の様子です。
多種類の草が共存し、とても元気です。
牛の嗜好性も良好で、しかも安全で安心して与えられます。
バランス改善された放牧地では、元々の自然環境に近くなるので
快適でストレスが少なく、牛達は気持ちよくのんびりと過ごしています。
その草から搾られた牛乳も、安全で安心して消費者に提供できます。
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バランス改善は、崩れた環境を本来のバランスの取れた自然環境に戻す技術です。
元々の自然は、バランスの取れた安定した状態でしたが、
人間の様々な行為によってそのバランスを崩してしまいました。
農業で言えば、大量の農薬散布や化学肥料の投入などにより、
農地そのもののバランスが大きく崩れました。
もともとは、それぞれの土地に生息する無数の生物が自然の循環の中で
そのバランスを保っていましたが、農薬や化学肥料の大量投入
によってその循環が断ち切られ、土地のバランスを崩してしまうのです。
バランス改善の方法で、
その崩れた環境バランスを回復することが出来るのです!
農地が蘇り、無数の生物が生き生きと生活を始めます。
多くの農業者の皆さんにこの方法を知ってほしいと思います。
生活の知恵コーナー
今回は「いびき」対策です
みなさん、いびきで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
簡単に出来る方法を2つお知らせします。
まず1つ目は、食膳法です。
大根と茄子を用意します
それを具にして味噌汁を作ります
茄子と大根入りの味噌汁です。
2つ目は、呼吸法です
寝る前に、両手の指を後頭部に当て、鼻呼吸を10回します。
以上です。
さて、これからだんだんと寒くなります。
みなさん、くれぐれも風邪など召されぬよう。
今はこんな感じです。冬も近いです。
次回は、牛の飲み水である「沢の水のバランス」
についてお話します。
生活の知恵コーナーは「歯槽膿漏」です。
では、次回をお楽しみに!










