バランス改善のメリット(その2)
2013/5/13 (月)こんにちは
5月に入って、北海道もずいぶん春らしくなりました。
庭先のクロッカスがきれいに咲きました。
しかし、
5月6日にこの雪!
5月に入っての積雪は、8年ぶりだそうです。

さて、今回のテーマは、
前回に続き、「バランス改善のメリット」
その2としてご紹介いたします。
前回で、バランス改善のメリットとして、
牛が健康になる、
ということをお話ししました。
今回は、「抗生物質、医薬品を使用しない
酪農が可能」
というお話をしたいと思います。
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バランス改善で牛が健康になれば、
抗生物質を使用しない酪農ができます。
牛に免疫力が付くため、
薬を必要としません。
反対に、
抗生物質の安易な使用は、
牛の免疫力を弱めてしまい、
かえって病気になりやすい体質となります。
また、抗生物質を日常的に使っていると、
必ずそれに対抗する形でより強力な耐性菌が
発生します。
そうすると、今まで使っていた抗生物質
の効き目がなくなり、新たな抗生物質を使用
しなければなりません。
そういう悪循環となってしまいます。
また、抗生物質を使用すると、
牛乳の出荷制限があります。
その間の牛乳は廃棄せざるを得ず、
経済的にも大きなマイナスです。
誤って混入しないように、
大変な気遣いと緊張感も必要となります。
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牛も生き物ですから、
下痢、発熱、食欲不振、怪我など
にかかることがあります。
そんなときでも、
抗生物質や医薬品に頼るのではなく、
バランス改善の方法による簡単な処置で、
自然の力を活用し、
牛たちの免疫力を生かした治療の
ノウハウが確立されています。
何よりも、抗生物質や医薬品を使わなく
てもよいので余計な気づかいや心配がなく
安心して牛たちに対応ができます。
また、その治療方法は、自然にあるものを
使った非常にシンプルな治療なので、
牛の健康管理が非常に楽になります。
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生活の知恵コーナー
今回は、「胸やけ」の対策をご紹介します。
今回の対策は、食べ合わせによる食膳法です
ピーマンとこんにゃくを合わせて食べる。
炒めものにしてみました
今回の対策方法も簡単ですので、
ぜひ試してみてください!
牧場内の湿地に水芭蕉が咲きました。
春の訪れを告げる福寿草も咲きました
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まだまだ牧草地の草は伸びていませんが、
牛たちは新緑の短い草をおいしそうに食べています。

次回のテーマは、「バランス改善のメリットその3」です。
生活の知恵コーナーは、
「歯槽膿漏」の対策についてです。

5月9日に今年2頭目のメスが生まれました。
名前は「ピュアー」ブラウンスイス種です。
次回もご覧くださいね。








