バランス改善の課題点その1
2013/12/30 (月)こんにちは
12月も終わりに近づき、今年も暮れようとしています。
![IMG_0775[1]](https://www.eslab.co.jp/tayori/wp-content/uploads/2013/12/IMG_07751-300x225.jpg)

冬になって雪が降った日が2日ほどありましたが、
ふだんの年に比べて雪も少なく、
気温もそれほど寒さが厳しくはありません。
ただ、雪が少ないと土壌凍結が進み、
牧草にダメージを受けて、春先の
牧草の伸びが心配です。
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地球温暖化は相当進んでいると思われますが、
この冬はそれを実感しています。
異常気象や自然災害が世界中いたるところで
起こっていますが、早急に何とかしないと
私たちの住む地球は大変な状況になるのではないかと心配しています。
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さて、今までバランス改善のメリットをご紹介してきましたが、
今回は、反対にバランス改善を行う上での
問題点をご説明していこうと思います。
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一つには、今までの「アンバランス環境」から「バランス環境」へ
完全に移行するまでの時間が必要ということです。
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今の酪農は、農薬、除草剤、化学肥料、土壌改良剤などの
散布によって農地のバランスが崩れています。
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また、抗生物質やホルモン剤等の安易な使用によって
牛たちが薬に依存するようなアンバランスの体質となっています。
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そのほかにも、強力な合成洗剤、殺菌剤の使用、
穀物飼料やサプリメント飼料の多給など牛たちを飼う環境は、
相当な「アンバランス環境」となっています。

この状況から、「バランス改善」を順次実施してゆき、
「バランス環境」へ移行してゆくわけですが、
今までの影響が強いため、完全にバランス環境と成るためには
ある程度の時間が必要です。
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しかし、そのための対応策のノウハウも確立しています。
例えば、牛が下痢をした場合、寄生虫などの感染症にかかった場合、
発熱した場合、暑さ対策、寒さ対策など、
牛たちが自然環境に慣れて病気にかかりにくい強い免疫力
を備えた体質に変わるまでの対応策が確立しています。

合成洗剤や殺菌剤を使用しないで搾乳機器類を
洗浄できるノウハウもあります。
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次回も、バランス改善を行う上での問題点の続きを
ご説明したいと思います。

生活の知恵コーナー
さて、今回は「血行を良くする」ための
対策をご紹介します。
手足の血行を良くするためには、三角形のチーズ1個分
くらいの量を1週間に1個食べる。
体全体の血行を良くするには、
左手の拳を右の手の平につけて3回鼻呼吸をする

次に、右手の拳を左の手の平につけて3回鼻呼吸をする
冬は特に寒さで血行が悪くなりがちです。
これらの方法で、冬を乗り切ってくださいね。
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今年7頭目の後継牛です。
名前は「鈴」です。

よろしくです。
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さて、今年も残り少なくなりました。
来年もまたよろしくお願いいたします。



